今年も残すところあとわずか数時間になりました。
一年の最後には 除夜の鐘で締めくくりますね。
そもそも除夜の鐘って何なんだろうと、ご存知でしょうか?
昔インドの祇園精舎に鐘がありました。
その清浄な音色を聞くことにより
人間の心が清浄になることより、年末に人間の煩悩の数
の108つ数をけす意味でつくようになりました。
有名な歌知っていますよね。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
除夜(夜を除く)は字の如く、
夜 は 煩悩でいっぱいの人間のこころの世界を現し
除 は この暗闇(煩悩)を取り除け
と教えています。
煩悩を取り除いてもらったらどうなるのでしょう。
当然、
『明けましたお目出度うございます』に続きます。
『除夜の鐘~明けましてお目出度ございます』が一つの物語
になっており、人間に何かを気がつかせる為のものとのこと
らしいです。